リフレクソロジーの起源(天神・赤坂・大濠・城南)

当館「健康館」は天神・赤坂・城南方面からと交通の便がよく、大濠公園近くにあります。身体のメンテナンスとしてご利用下さい。

リフレクソロジーの起源

中国古代の有名な医学書「黄帝内経」(素問・霊枢)の中に「観趾法」(あしを観る方法)という記述があるということを聞いたことがあります。唐の時代に、この「観趾法」が日本に伝わり、今日の鍼灸術「足心道」や「指圧」に発展し、それからヨーロッパやアメリカに広がったと言われます。

リフレクソロジーの起源は古く、エジプト時代からともいわれますが、近代の形になった最初はアメリカであると言われます。1913年米国人医師であるウィリアム・フィッツジェラルド博士が、「観趾法」を西洋医学の観点から痛みを和らげるためのセラピーとして研究し、米国医学界に「健康のための反射学」として発表し、「区域療法」(ゾーン・セラピー)として注目されました。その後、アメリカの理学療法士、ユーニス・イングハム女史が、フィッツジェラルド博士のゾーン・セラピーを発展させ、足の特定の部位(反射区)が身体の各部位に対応していることを突き止め、フットチャート(足の地図)を作ったとされます。フットチャートは「足裏反射区図」と呼ばれることもあり、点としてのつぼではなく面としてとらえているところに特徴があります。

それがイギリスやドイツなどヨーロッパへ広がり、さらには台湾や中国などにも浸透していったと言われています。 「リフレクソロジー(reflexology)」の語源は、reflex(反射)+ology(学問)で、 一般的には「反射療法」と訳されます。「反射区」とは各器官や内臓につながるといわれる末梢神経 の集中個所のこと。リフレクソロジーが世界各地で広く活かされているのは、こういった背景があるからだと思います。

「足つぼ」と「リフレクソロジー」の違い

足裏を刺激する療法で、よく知られているものとして「リフレクソロジー」と「足つぼ」があります。簡単にいえば、「リフレクソロジー」は、足裏にある反射区をゾーンとしてとらえ、周辺を含め、まんべんなく刺激し、心地よいリラクゼーションを与えることが目的であると共に、体の不調を改善したり、疲労を回復させたり、美容効果を高める療法で、気持ちよい感覚でゆっくりと優しく行っていきます。
「足つぼ」は足の経穴と呼ばれる反射点(ポイント)に刺激をあたえ、疲労を回復させたり、体や心の調子を整えたりする健康法です。※ピンポイントで強く押す印象の足つぼ比べて、「リフレクソロジーは痛くない」といわれることがありますが、実際に押す際の強さだけでなく、「点」で押されるときと、「面」で押されるときの感じ方の違いも理由の一つでしょう。

リフレクソロジーは心と体に効果あり!!

主に足裏にある反射区(エリア、またはゾーン)をまんべんなく刺激することで、その反射区に対応した臓器や器官に働きかけ、自然治癒力を引き出し、体の機能の改善をはかります。また、体に不調や病気があるとその部位に対応した反射区が、触れると痛かったり、かたまりを感じたりします。このかたまりをクリスタルデポジットと呼びます。クリスタルデポジットは小さなかたまりで、これが気や血液の流れを邪魔していると考えられています。反射区を刺激することにより、気や血液の流れのストッパーとなっていたクリスタルデポジットが砕かれ、流れが良くなり、体全体のバランスが整えられます。また、効果が期待できるのは身体面だけではありません。たとえば、足裏への心地よい刺激によって自律神経が整えられ、よりリラックスできるようになったり、ストレスが解消されたり、精神面へも良い効果を及ぼし、眠りが深くなったりします。したがって、こころと体に効果があると言えるのです。
このようにリフレクソロジーは、足裏の反射区へ、ほどよい刺激をあたえることで、心身の不調をケアし、健康維持や美容のサポートに効果がある療法です。

足は、第2の心臓とも言われており、心臓が全身に血液を送って健康を維持しているように、足裏も全身に刺激を与えて健康を維持しているのだと思います。